重複率を意識した、分散して高配当を得るための米国ETF選びの重要ポイント~VTI、VOO、SPDR、HDV、VYM、VIG、QQQ、VT~
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目次
こんにちは!デベリーマン投資家のSAMです。
私は、人生の選択肢の多様化のため、お金の勉強をして資産形成をしている、都内の不動産デベロッパー勤務の20代サラリーマンです。
会社員をしながら、40歳で1億円達成を目標に、日々貯蓄や投資に励んでおります。
具体的な保有資産や、株・ファンドなどの売買実績についても随時公開しますので、投資をこれから始めたい人や、資産形成について勉強したいけど、何から手を付ければよいのか分からないという人は、是非ご参考にしてください。
本日の議題は、「分散して高配当を得るための米国ETF選びの重要ポイント~銘柄の重複率の観点から~」です。
米国ETFを買い進めようとする中で、1つのみに絞って投資する方もいれば、複数購入して保有するという方もいらっしゃると思います。それは分散のためだけではなく、インカムゲインとキャピタルゲインのバランスを取るためにも効果的だと言えます。つまり、自分にとって最適な配当利回りと、株価上昇期待値を実現するために複数の米国ETFを保有するということです。
しかし、これを実現するために、米国ETFの"中身"をよく知らずに、重複した銘柄が多いものばかりを買っていると、分散購入する意味が薄まってしまいます。そこで今回は主要ETFの"中身"の重複率について解説しようと思います。
最後までご覧いただけると幸いです。
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1.主要米国ETFの基本情報
●VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
米国株式市場の全3800社以上に分散投資しているETF。
経費率:0.03%
配当利回り:1%程度
運用会社:バンガード
●VOO(バンガード・S&P500ETF)
S&P500銘柄、全500社に分散投資しているETF。
経費率:0.03%
配当利回り:1%程度
運用会社:バンガード
●SPDR(SPYD・SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)
S&P500の中で配当利回りが高い上位80銘柄に投資しているETF。
経費率:0.07%
配当利回り:4%程度
運用会社:ステート・ストリート・グローバル
●HDV(iシェアーズ コア米国高配当株ETF)
米国株式市場の景気に左右されにくい大型高配当銘柄75社に投資しているETF。
経費率:0.08%
配当利回り:3.5%程度
運用会社:ブラックロック
●VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
全米国銘柄の中で配当利回りの高い大型株400社に投資しているETF。
経費率:0.06%
配当利回り:3%程度
運用会社:バンガード
●VIG(バンガード・米国増配株式ETF)
10年以上連続増配の米国銘柄250社に投資しているETF。
経費率:0.06%
配当利回り:1.8%程度
運用会社:バンガード
●QQQ(インベスコQQQ 信託シリーズ)
NASDAQ100銘柄に投資するETF。
経費率:0.2%
配当利回り:0.5%程度
運用会社:インベスコ
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2.各ETFの包含関係(重複率)とセクターバランス
●VTI、VOOの包含関係
VTI:4112銘柄、VOO:511銘柄
重複数:504銘柄
VTIから見たVOOの重複率:13.4%
VOOから見たVTIの重複率:99.4%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VTIに多い→プラス、VOOに多い→マイナス
参考サイト
●VTI、SPDR(SPYD)の包含関係
VTI:4112銘柄、SPDR:80銘柄
重複数:79銘柄
VTIから見たSPDRの重複率:2.1%
SPDRから見たVTIの重複率:98.8%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VTIに多い→プラス、SPDRに多い→マイナス
参考サイト
●VTI、HDVの包含関係
VTI:4112銘柄、HDV:75銘柄
重複数:74銘柄
VTIから見たHDVの重複率:2.0%
HDVから見たVTIの重複率:98.7%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VTIに多い→プラス、HDVに多い→マイナス
参考サイト
●VTI、VYMの包含関係
VTI:4112銘柄、VYM:414銘柄
重複数:399銘柄
VTIから見たVYMの重複率:10.6%
VYMから見たVTIの重複率:97.6%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VTIに多い→プラス、VYMに多い→マイナス
参考サイト
●VTI、VIGの包含関係
VTI:4112銘柄、VIG:271銘柄
重複数:267銘柄
VTIから見たVIGの重複率:7.1%
VIGから見たVTIの重複率:100%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VTIに多い→プラス、VIGに多い→マイナス
参考サイト
●VTI、QQQの包含関係
VTI:4112銘柄、QQQ:102銘柄
重複数:92銘柄
VTIから見たQQQの重複率:2.5%
QQQから見たVTIの重複率:90.2%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VTIに多い→プラス、QQQに多い→マイナス
参考サイト
●VOO、SPDR(SPYD)の包含関係
VOO:511銘柄、SPDR:80銘柄
重複数:80銘柄
VOOから見たSPDRの重複率:15.8%
SPDRから見たVOOの重複率:100%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VOOに多い→プラス、SPDRに多い→マイナス
参考サイト
●VOO、HDVの包含関係
VOO:511銘柄、HDV:75銘柄
重複数:50銘柄
VOOから見たHDVの重複率:9.9%
HDVから見たVOOの重複率:66.7%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VOOに多い→プラス、HDVに多い→マイナス
参考サイト
●VOO、VYMの包含関係
VOO:511銘柄、VYM:414銘柄
重複数:183銘柄
VOOから見たVYMの重複率:36.1%
VYMから見たVOOの重複率:44.7%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VOOに多い→プラス、VYMに多い→マイナス
参考サイト
●VOO、VIGの包含関係
VOO:511銘柄、VIG:271銘柄
重複数:143銘柄
VOOから見たVIGの重複率:28.2%
VIGから見たVOOの重複率:53.6%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VOOに多い→プラス、VIGに多い→マイナス
参考サイト
●VOO、QQQの包含関係
VOO:511銘柄、QQQ:102銘柄
重複数:77銘柄
VOOから見たQQQの重複率:15.2%
QQQから見たVOOの重複率:75.5%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VOOに多い→プラス、QQQに多い→マイナス
参考サイト
●SPDR(SPYD)、HDVの包含関係
SPDR:80銘柄、HDV:75銘柄
重複数:24銘柄
SPDRから見たHDVの重複率:30.0%
HDVから見たSPDRの重複率:32.0%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※SPDRに多い→プラス、HDVに多い→マイナス
参考サイト
●SPDR(SPYD)、VYMの包含関係
SPDR:80銘柄、VYM:414銘柄
重複数:67銘柄
SPDRから見たVYMの重複率:83.8%
VYMから見たSPDRの重複率:16.4%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※SPDRに多い→プラス、VYMに多い→マイナス
参考サイト
●SPDR(SPYD)、VIGの包含関係
SPDR:80銘柄、VIG:271銘柄
重複数:5銘柄
SPDRから見たVIGの重複率:6.3%
VIGから見たSPDRの重複率:1.9%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※SPDRに多い→プラス、VIGに多い→マイナス
参考サイト
●SPDR(SPYD)、QQQの包含関係
SPDR:80銘柄、QQQ:102銘柄
重複数:5銘柄
SPDRから見たQQQの重複率:6.3%
QQQから見たSPDRの重複率:4.9%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※SPDRに多い→プラス、QQQに多い→マイナス
参考サイト
●HDV、VYMの包含関係
HDV:75銘柄、VYM:414銘柄
重複数:70銘柄
HDVから見たVYMの重複率:93.3%
VYMから見たHDVの重複率:17.1%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※HDVに多い→プラス、VYMに多い→マイナス
参考サイト
●HDV、VIGの包含関係
HDV:75銘柄、VIG:271銘柄
重複数:28銘柄
HDVから見たVIGの重複率:37.3%
VIGから見たHDVの重複率:10.5%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※HDVに多い→プラス、VIGに多い→マイナス
参考サイト
●HDV、QQQの包含関係
HDV:75銘柄、QQQ:102銘柄
重複数:9銘柄
HDVから見たQQQの重複率:12.0%
QQQから見たHDVの重複率:8.8%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※HDVに多い→プラス、QQQに多い→マイナス
参考サイト
●VYM、VIGの包含関係
VYM:414銘柄、VIG:271銘柄
重複数:124銘柄
VYMから見たVIGの重複率:30.3%
VIGから見たVYMの重複率:46.4%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VYMに多い→プラス、VIGに多い→マイナス
参考サイト
●VYM、QQQの包含関係
VYM:414銘柄、QQQ:102銘柄
重複数:19銘柄
VYMから見たQQQの重複率:4.6%
QQQから見たVYMの重複率:18.6%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VYMに多い→プラス、QQQに多い→マイナス
参考サイト
●VIG、QQQの包含関係
VIG:271銘柄、QQQ:102銘柄
重複数:19銘柄
VIGから見たQQQの重複率:7.1%
QQQから見たVIGの重複率:18.6%
また、各ETFのセクターバランスについては以下の通りです。
※VIGに多い→プラス、QQQに多い→マイナス
参考サイト
●各ETFの重複率まとめ
横軸のETFから見た縦軸のETFの重複率が左下に記載されており、縦軸のETFから見た横軸のETFの重複率が右上に記載されております。
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3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
それぞれのETFの重複率とセクターバランスを見ることで、改めて各々の特徴を把握できたのではないでしょうか。
基本的にはグロース株は株価上昇の期待が高い分配当還元は低く、逆にバリュー株は株価上昇の期待が低い分配当還元が高いという性質があります。これらを理解したうえで投資戦略を考えてみてください。
考えるポイントは以下3点です。
・将来、株価上昇(キャピタルゲイン)はどの程度狙いたいか。
・現在、配当金はどの程度必要か。
・将来(~年後)、配当金はどの程度必要か。
これらを加味したうえで、バランスを考え、ETFを組み合わせ購入することをおすすめします。
他の米国ETF解説の記事を以下に貼付しておきますので、よろしければご覧ください。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
Twitterでも情報発信をしておりますので、ご覧いただければ幸いです。
8/8〜8/12 1週間まとめ(インデックス編)
— SAM@デベリーマン投資家 (@SAMindex7) 2022年8月13日
7月CPI(消費者物価指数)が市場予想を下回ったことで、利上げ圧力が緩和され、株価上昇する1週間になりました。
年初来は以下の通り
VT:-12.68%
VTI:-11.54%
VOO:-10.60%
QQQ:-17.75% pic.twitter.com/8iO2eC8hsO
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